金融

欧州銀で高めの貸倒損失率 FRBのストレステストが予想

 米国で営業する欧州銀行での高めの貸倒損失率を米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)が予想した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

 FTによると、ストレステストでは英HSBCホールディングスとスペインのサンタンデール銀行のクレジットカードや個人向け融資の損失率が主要行で最大級になると推定。クレディ・スイス・グループと英バークレイズは商業用不動産向けローンや商業ローンの損失率が最も高くなると予測した。

 FRBのストレステストは、経済危機が大手行に圧力をかける最も深刻なシナリオに備えるもので、そうした危機的状況での各行の動向をモデル化する。

 今回のテストでは、ドイツ銀行はパフォーマンスがモデル化された他の32の金融機関よりも早く資本を使い果たすと予想。ドイツ銀とバークレイズ、HSBCはいずれもFTにコメントを控えた。サンタンデール銀はサブプライム自動車ローン事業が消費者向けローン損失の大部分を占めると述べ、今回のテストで米国事業が資本を極めて十分に備えていることが示されたとの見解を示した。クレディ・スイスは全体の貸倒損失率は0.9%と、銀行の中で最も良好だと指摘した。(ブルームバーグ Amanda Jordan)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus