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パイフォトニクス 池田貴裕社長 独自性持つ光技術で差別化を  (1/2ページ)

 圧倒的な明るさや高い視認性を持つ産業向けLED照明製品などで独自色を打ち出すパイフォトニクス。池田貴裕社長(45)は、営業体制なども強化し、早期上場に向けて前進する。(那須慎一)

 --なぜ起業したか。また企業理念は

 「浜松ホトニクスへの入社時から抱いていた『自分自身の研究成果を自らの手で事業化したい』という思いを実現するために光産業創成大学院大学へ入学しました。当社の共通となる価値観は『融合』です。『人にやさしい光技術を融合した製品の提供を通じて、人と社会のネットワークを融合し、新しい地球の未来を拓(ひら)く』ことを理念としています」

 --現在注力している事業内容や主なターゲットは

 「主力製品である光パターン形成LED照明『ホロライト・シリーズ』の新しい光の使い方を追求しています。この製品は遠方に鮮明な光のラインを作ることができます。この製品とIoT(モノのインターネット)を活用したデジタル情報とを融合することにより、スマート工場に新しい価値観を提供していきます。ユーザーと感動できる新しい空間を共有することにより新しい価値を共創したいです」

 --今に至るご苦労や思いは

 「起業当初は一人会社で、資本金は100万円。しかも製品もない。細胞を見るための顕微鏡で起業しましたが、起業半年間の売上高はゼロ。絶望の中、できないと言わずにやってみろの精神で第一歩を踏み出しました。起業1年後にホロライトを考案し、この光には何か役立つことがあると事業転換しました。10年の年月が経過して華が開きました」 

 --足元の課題は 

 「今まで私が全ての業務を見てきましたが、これからは各部長に任せていけるような組織づくりと人材教育を行いたいと思います。新しい光技術を提供し続けるための研究開発は必須です。このため、当社ホロライトビル3階をリフォームしてラボスペースを開設します。また、昨年、営業職を3人採用して小さな組織ができました。今後、成長に向けて営業職などを増員していきたいと思います」

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