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オンライン商談の限界を露呈 世界最大級の見本市、見込み客つなぎ留め苦慮

 世界最大級の見本市、中国輸出入商品交易会(広州交易会)が6月15日から10日間にわたり行われたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による影響で前例のないオンライン開催となった。だが実際に会って顔と顔を突き合わせるこれまでの商談形式に取って代わることは難しそうだ。

 オンライン開催された広州交易会には世界のバイヤーと「面談」するため2万5000社程度が出展。騰訊(テンセント)がライブストリーミングや翻訳、テレビ会議テクノロジーの機能を備えた仮想アーキテクチャーを構築した。

 だが、ブルームバーグがインタビューした出展企業の多くにとって、オンライン上の来訪者の注意を引き付け、つなぎ留めることは、昨年までの広州交易会と比べるとはるかに骨が折れたようだ。

 アパレル・ファッションアクセサリーメーカー、杭州翔天実業のセールスマネジャー、イボンヌ・シュ氏は「今のところオンライン形式がリアルな見本市の代替となることはできない。1、2年後でも無理だろう」と語った。

 シューズメーカーの温州市康徳経貿でマネジャーをしているリリアン・ホー氏によれば、オンラインで訪れる人は多いものの、実際の商談会と比べ難しいのは見込み客側と連絡を取り続けることだ。「ビジターログのページはあるが、名前だけしかなく接触できない。プライバシー懸念が理由だろうが、われわれが必要なのは電子メールのアドレスだけだ」と述べた。

 革を使った衣料品を生産している杭州帥克軽紡進出口のセールスディレクター、ボニー・チェン氏は、簡易メッセージツールも理想的ではなかったとしている。

 ライブストリームのセッションでは1800人余りが参加した回もあり、満足していると語る同氏は、将来的にライブ配信アプリを使ったオンラインマーケティングも真剣に検討するつもりになったが、ライブチャット経由のやり取りがスムーズではなかったと話す。時々遅れが生じ、売る側にとっても買う側にとっても文字入力が煩わしかったと指摘した。(ブルームバーグ Jinshan Hong、Miao Han)

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