トップは語る

ホログラム広告の訴求力が圧倒的強み

 Life is Style社長・大貫誠さんに聞く

 --立体映像(ホログラム)が宙に浮かび上がる様子を見せるデジタルサイネージ(電子看板)「3D Phantom(ファントム)」とは、どんな仕掛けか

 「ファントムはLEDライトが埋め込まれたブレード(細長い基板)が高速回転することで、インターネットを通じて送られた映像データを基に作成されたホログラムが宙に浮遊するように見せる作りだ」

 --通常の電子看板との違いや強みは

 「モニターに映し出された広告は誰もが見慣れ、見る人の印象に残りづらい。広告の価値は何人の人の目に触れたかを示す視聴率だけでは計れず、見る人にどれほど強い印象を残すかが重要だ。宙にホログラムが浮かび上がると、通行人は『何だこれ?』と気づいて足を止める。見た人がスマートフォンで撮影した動画がSNSを通じて拡散される。インターネット上での拡散効果と相まって、見る人に訴えかける力がある。その点が既存の電子広告と圧倒的に違う強みだ」

 --新型コロナウイルス感染拡大と経済活動を並走させる新しい時代ならではの使い道はあるか

 「コロナ禍の中、多くの企業でビデオ会議ソフト『Zoom』などが導入されている。ビデオ会議では通常、参加者の姿はモニターに映し出されるが、このモニターをファントムに置き換えることで、別の場所で会議に出席する相手が目の前にホログラムとして出現して発言する。そんな環境を作り出すことが可能だ」

 --将来的にはどんな活用方法が提案できるか

 「イベント会場では、人気歌手のライブ映像を、観客の集まる別の場所に設置したファントムに中継することで、歌手と観客が別々の場所にいながら同じ時間を共有する感覚を楽しんでもらうという使い方ができる。活用の場をさらに広げていきたい」

【プロフィル】大貫誠

 おおぬき・まこと 通信会社で営業職を担当後、独立。2010年、節水など省エネルギーサービスを提供する会社「エコテクソリューション」を設立、社長に就任。17年、「Life is Style」を創業し現職。立体映像を映し出す「3D Phantom」の開発、製造などを手掛ける。神奈川県出身

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus