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オンワードがゾゾ販売再開 オーダースーツ 5年後100億円目標

 アパレル大手のオンワードホールディングス(HD)は13日、ZOZO(ゾゾ)の衣料品通販サイト「ゾゾタウン」でオーダーメードスーツの販売を8月下旬に始めると発表した。スーツ以外の商品も両社で開発し、オーダーメード事業で5年後に100億円規模の売り上げを目指す。

 スーツは上下セットで税込み1万3200~3万800円。ゾゾが持つ100万件以上の体形データを活用。注文時に身長と体重を入力すると、ジャケットで73サイズ、パンツは128サイズの中から顧客に合ったサイズを示す。

 一方、オンワードが傘下で展開してきたオーダーメードブランドの仕組みを採用。注文を受けてから中国・大連にある同社の工場で製造を始めることで、短納期化やコスト低減を図るほか、過剰在庫を持たずに事業展開できるようにする。

 オンワードは2018年末にゾゾの値引きサービスに反発し、ゾゾタウンから撤退していたが、ネット通販の強化と若年層の開拓のため11ブランドの出店を8月下旬に復活させる。新型コロナウイルスの影響で百貨店での販売が振るわない面もあり、ネットを通じた販売を強化する。

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