トップは語る

JFRカード 地域で使いやすい魅力的なカードに

 JFRカード社長・二之部守さんに聞く

 --J.フロントリテイリングの中でのクレジットカードを含めた金融事業の位置づけは

 「百貨店や不動産事業などを含めた5本の成長の柱の一つに位置付けている。特にクレジット事業は国の政策もあってマーケット自体が広がっている。店舗の中で商行為が行われている当グループは、消費者の購買行動に近く、決済をつかまえているという観点で金融機関よりも優位な立場にあると思っている」

 --マイナポイントが始まると、キャッシュレスは新たな段階に入るのでは

 「クレジットカードを含めたさまざまな決済手段やポイントプログラムがあふれている。競争が激しい市場の中で、当グループは店舗があることのほか、長年築いてきたブランド、利用していただいている顧客層という3つの強みがある。しかも名古屋や大阪・心斎橋など近接して異なる業態の商業施設を持っている。他の流通グループとも違う、J.フロントとしての戦い方ができるのではないか」

 --具体的な事業展開やサービスの方向は

 「グループのポイントプログラムを導入するというのは公表している。一地域に集中して店舗を持っているので、地域の商店街とも連携して、魅力的なポイントプログラムを作っていく。商業施設のクレジットカードというよりも、街で魅力的なカードにしたい」

 --消費の現場と近いというメリットは、店舗の販売員が金融にも通じていないと生かされない

 「販売の現場と連携したプログラムを進めるには、たとえば時計売り場の販売員が、時計の知識だけでなく、購入者の生活を支えられるような支払いオプションなどを提示していけることが必要になる。販売員の研修も進めていきたい」

【プロフィル】二之部守

 にのべ・まもる ニューヨーク大学経営大学院修了。1986年アメリカン・エクスプレス・インターナショナル日本支社入社。アメックス・カード・サービス社長などを経て、2018年3月から現職。三重県出身。

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