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難病患者が遠隔操作ロボで接客 モスバーガーが27日から実証実験

 ハンバーガーチェーンを運営するモスフードサービスは21日、店舗レジでの商品注文など接客業務を外出困難な障害者が遠隔操作ロボットを使って行う実証実験の概要を報道陣に公開した。実証実験は27日から東京都内の店舗で実施する。店舗運営での人手不足解消と外出困難者の就労支援の両立を目指しており、今年度中にはドライブスルーでの注文受け付けでも実証実験を始める方針だ。

 モスフードはロボット開発ベンチャーのオリィ研究所(東京都港区)が開発した分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を採用。27日から約1カ月間、モスバーガー大崎店(同品川区)に、遠隔操作者がオリヒメを通じて平日午後の4時間ほど接客する「ゆっくりレジ」を設置する。

 来店客はレジカウンターに置かれたオリヒメに向かって、商品の内容を尋ねたり注文をしたりする。注文確定後は来店客が隣のレジに移動して決済を行う仕組みだ。実験に参加する操作者2人は大阪府と兵庫県在住で、外出が困難な難病を抱えており、今回は2週間の研修を受けたという。

 モスフードの担当者は「オリヒメの向こう側には人がいるのがAI(人工知能)ロボットとは異なる。(非対面でも)モスバーガーならではの温かみのある接客対応が実現できるのではないか」と狙いを語る。

 実証実験を通じて課題や顧客ニーズを洗い出し、年度内に予定するドライブスルーでの実証実験などへつなげる。

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