プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン（Ｐ＆Ｇジャパン、神戸市中央区）は２１日、小型家電ブランド「ブラウン」から顎下のひげのそり残しをなくす新密着シリーズのシェーバー３機種を発表した。同日に予約受け付けを開始し、８月下旬から発売する。
６年ぶりに中価格帯機種を一新した新機種「シリーズ５」「同６」「同７」は肌への究極の密着性実現を目指し、独自のヘッドや従来比で５０％小型化したモーターのパワー軽減を防ぐ「新トランスミッションシステム」などを採用した。オープン価格で、１万～２万円程度を想定している。
顎下のそり残しの解消は利用者ニーズが高く、最上位機種「７」は３６０度に全方位で駆動するヘッドを搭載した。５０００～２万円の中価格帯市場は業界全体で長らく新製品投入がなく、市場低迷が続いてきた。２１日開催したオンライン発表会で、添田成久執行役員は「新機種投入で中価格帯市場を活性化し、市場をリードしたい」と語った。