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レオパレス社長ら9人の続投承認 株主総会で業績悪化を陳謝

 賃貸アパート大手のレオパレス21は22日、東京都内の本社で定時株主総会を開いた。施工不良問題により2020年3月期連結決算で802億円の最終損失を計上し、債務超過寸前に陥った。宮尾文也社長が冒頭で「大幅な赤字決算となり、大変な心配を掛けた」と陳謝し、経営再建に向けた方策を株主に説明した。宮尾氏ら取締役9人が会社提案の通り選任され、総会は終了した。

 ガバナンス(企業統治)を向上させるため、9人のうち6人を社外取締役とした。大株主で、経営陣と対立してきた旧村上ファンド系投資会社「レノ」(東京)の動向が注目されたが、関係者によると議案にはいずれも賛成したという。

 レオパレスは、施工を手掛けたアパートのうち1万3000棟超で明らかな不備を確認したが、改修工事は大幅に遅れ、完了時期のめどは立っていない。

 新型コロナウイルスの影響も受け、足元の入居率は損益分岐点とされる80%を下回っている。

 総会に出席するため横浜市から来た男性株主は「レノがどう動くのか関心がある」と話した。終了後、50代の別の男性は「経営状況を早く立て直してほしい」とぼやいて会場を後にした。

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