ANAホールディングスは22日、総2階建て座席数520の超大型機「エアバスA380」のテスト飛行を利用した遊覧飛行を、8月22日に実施すると発表した。午後2時ごろ成田空港を離陸し、約90分間飛行して成田に戻る。
搭乗希望者の募集を専用ウェブサイトで始めた。締め切りは7月27日午前9時で、定員は公表していないが超えれば抽選になる。ANAは、A380を新型コロナウイルスの影響で運休中のハワイ路線に投入している。今回の遊覧飛行は「海外旅行に行きたいが今は行けない」といった顧客の声を受けて企画したという。ANAは機体整備のため一定期間ごとにテスト飛行をしている。料金はエコノミークラスが1万4000円からで、ファーストクラスの5万円まである。機内ではハワイ気分を楽しめる演出があるほか、記念品も用意している。