金融

三菱モルガン証券が富裕層事業を強化 営業員の「生涯担当制」拡大

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の浜田直之副社長(55)は共同通信のインタビューで、富裕層向け事業を強化するため、営業担当が特定の顧客を原則として生涯にわたり受け持つ「長期担当制」を国内営業員の大半に広げる考えを示した。

 富裕層は総資産3億円以上の顧客。担当が有価証券の売買注文や運用方針に加え、保有不動産の利活用、さらに子どもの教育など金融以外の相談も受けられるようにする。浜田氏は「明日の資産構成(をどうするか)ではなく、(先々の人生設計といった)ゴールを聞いてサポートする」と述べ、長期的な観点の助言で信頼を得ていくとした。

 長期担当制を強みとする傘下の三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券を8月1日に合併するのを機に強化を図る。長期担当制を担う国内営業員を合併時に想定の600人規模から2年後までには1600人規模に拡大させる考え。足元の両社合計の国内営業員は2000人近くおり、そのうちの多くが長期担当制に移っていく計画だ。

 顧客からの信用を重視することで手数料目当てで短期間に何度も売り買いさせる「回転売買」を防ぐ効果もあるという。

 新型コロナウイルス対応ではセミナーなどでオンラインの活用を推進するとともに店舗改革を進める方針で、店舗が減っても「不思議ではない」とした。

 浜田氏は米国系資産運用会社ブラックロック・ジャパン取締役を経て4月に三菱UFJモルガン・スタンレー証券副社長に就いた。

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