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原燃の再処理工場合格 規制委審査、核燃料サイクル中核

 原子力規制委員会は29日の定例会合で、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定した。工場は正式に審査に合格した。

 工場は、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、燃料として繰り返し使う国策「核燃料サイクル」の中核施設。合格は本格稼働に向けた一歩となる。

 工場は、合格後も詳細な工事計画の審査などが続き、原燃が目指す2021年度上半期の完成は困難な情勢。稼働時期は見通せない。

 会合で事務局の原子力規制庁は、規制委が今年5月に取りまとめた審査書案に対し、一般から延べ765件の意見が寄せられたことを明らかにした。

 過去の工場でのトラブルなどから、原燃の能力を疑問視する意見が多く、伴信彦委員は「これまでの経緯を考えると懸念は理解できる。今後のプロセスでも引き続き監視、監督していく」と述べた。その後、審査書を決定することに5人の委員全員が賛成した。

 会合後、規制庁の担当者が、原燃の増田尚宏社長に審査合格を示す許可書を手渡した。

 原燃が14年1月に審査を申請。耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)を最大加速度700ガルと設定し、敷地が海抜55メートルにあるため津波の影響は受けないとした。

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