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「大阪IR全力で取り組む」 米MGM、売上高9割減も意欲強調

 大阪府市が誘致を目指す統合型リゾート施設(IR)の整備事業に、オリックスと合同での参入を目指す米MGMリゾーツ・インターナショナルは7月30日(米国時間)、「大阪での世界最高水準のIR実現に向け、引き続き全力で取り組む」と表明し、計画推進に改めて意欲を示した。

 同日開催した2020年4~6月期の決算発表会見で、MGMのホーンバックルCEO(最高経営責任者)が表明した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による米国内での施設閉鎖などを受け、決算では売上高が前年同期比91%減となるなど、MGMの経営状態は厳しさを増している。米最大手ラスベガス・サンズは5月、コロナ禍を受けて日本市場参入断念を表明している。

 府市は当初、25年大阪・関西万博前のIR開業を目指していたが、IR整備の指針となる国の基本方針策定の遅れや、コロナ禍を受けた事業者側との調整遅れなどを理由に、開業時期が数年遅れるとの見通しを示している。

 大阪のIR計画には、MGM・オリックス連合の1グループのみが応募している。 

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