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ヤフーとLINEの経営統合は来年3月 統合後の事業内容を前倒しで検討

 ソフトバンクなどは3日、ヤフーを運営する傘下のZホールディングス(HD)と無料通信アプリのLINE(ライン)の経営統合について、来年3月の実現を目指すと発表した。今年10月の予定が新型コロナウイルスの影響で遅れていた。米国、台湾、韓国などでの合併審査が終了し、日本の公正取引委員会の審査も近く終了する見込み。

 ソフトバンクとLINE親会社の韓国インターネット大手ネイバーが4日から9月15日まで、LINEの上場廃止に向けた公開買い付けを開始する。買い付け価格は5380円とした。

 ソフトバンクとネイバーがつくる共同出資会社が来年1月にソフトバンクの子会社からZHD株を取得。LINEとヤフーはZHDの完全子会社となる形で、経営を統合する。

 ZHDとソフトバンク、LINEとネイバーの4社は同日、業務提携の締結も発表。当初は合併完了後に協議するとしていた具体的な事業内容を前倒しで検討する。

 ZHDとLINEは昨年12月、それぞれの親会社であるソフトバンクとネイバーを交え、経営統合に関する最終合意を締結した。

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