【北京=三塚聖平】ホンダが5日発表した中国市場における7月の新車販売台数は、前年同月比17・8%増の13万6646台だった。新型コロナウイルス流行による打撃からの回復が進み、今年1月以来6カ月ぶりに前年実績を上回った。7月の販売台数としては過去最高を記録した。
ホンダは、今年2月に過去最大となる85・1%減の落ち込みを記録。新型コロナが最初に確認された湖北省武漢市の四輪車工場が長期間の稼働停止を余儀なくされるなど影響が大きかった。
1~7月の累計でも前年同期比13・1%減にまで減少幅を縮めており、年内に昨年並みの販売水準に戻すことを目指す。
主力モデル「シビック」の月間販売台数が3カ月連続で2万台を超えた。7月はシビックを含む7車種の販売台数がそれぞれ1万台を上回ったという。