シャープは5日、2021年3月期連結業績予想を発表し、売上高が前期比3.5%増の2兆3500億円に、最終利益は約2.4倍の500億円になると見通した。新型コロナウイルスの感染拡大で混乱したサプライチェーン(部品の調達・供給網)がおおむね正常化していることを踏まえた。
コロナの動向の予測が困難だとして、これまでは「未定」としていた。各国の経済活動が段階的に正常化することを前提とした。同時に発表した20年4~6月期連結決算は売上高が前年同期比0.4%増の5172億円、最終利益が36.6%減の79億円だった。