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ウーバーイーツが宅配料に定額制 1200円超注文で月980円、顧客囲い込み

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは食事宅配サービス「ウーバーイーツ」の日本事業で、配送料の定額制を導入することが5日、分かった。月額980円を支払うと、料理代などが1200円を超える注文の配送料はかからなくなる。配送料は地域ごとに異なり、おおむね月4回の利用で元が取れるという。8日までに全ての利用者が申し込めるようにする。

 「出前館」など他社との競争が激しくなっており、顧客の囲い込みを図る。新型コロナウイルス感染拡大で食事宅配の需要は拡大している。配送料は注文数や配達員数などの需給に応じて決めており、東京都や名古屋市、大阪市では50~700円程度の幅で変動する。一律料金を採用している地域もある。

 ウーバーイーツでは利用者と飲食店、配達員の3者がウーバー側に手数料を支払っている。定額制で配送料がかからなくなる分はウーバー側が負担するため、飲食店や配達員の取り分は変わらないとしている。

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