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ロンブー淳のITベンチャー、遺書動画サービス開始

 ITベンチャーのイタコト(札幌市中央区)は6日、遺書動画サービスを始めたと発表した。専用のアプリをスマートフォン(高機能携帯電話)に取り込んだうえで、遺書を朗読する様子などを撮影してアップロードする。その後、動画閲覧専用のホームページアドレスが交付され、このアドレスを動画を見てほしい人に伝える。

 最初の1回に限り、1通のみ無料。それ以降は有料となり、1通分のスタンダードプランが月額120円(消費税込み)、2~5通のファミリープランが380円(同)、6通以上のプレミアムプランが480円(同)。いずれも1通あたり3分撮影できる。

 表情や仕草、言葉遣いなど、紙では表現しきれない面も相手に伝えられるといったメリットがある。ただ遺言は全文、日付、氏名を自分自身で書くことが民法などで定められているため、遺言動画に法的な効力はない。

 お笑いタレント「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳氏が発案。サービスの事業化を目指し、令和元年11月に起業。田村氏は同社の会長CEO(最高経営責任者)を務める。

 田村会長CEOは6日のオンライン会見で「遺言を書くことにより、自分にとって何が大切なのかといった気付きが得られる。迷っている人にぜひ使ってほしい」と語った。

 田村氏は同社以外にも、米国でベンチャー企業への投資を手がけるビー・ブルー・ベンチャーズ(カリフォルニア州)を平成29年11月に、キャラクターマネジメントを手がけるがちキャラ(東京都渋谷区)を令和元年6月にそれぞれ設立している。

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