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関西で五輪目当てのホテル開業相次ぐ 国内客獲得へ逆風下も意欲

 関西でホテルの開業が相次いでいる。東京五輪・パラリンピックに照準を合わせて訪日外国人の利用を当て込んでいたが、新型コロナウイルス感染拡大で一転して逆風に。感染拡大が収束する兆しは見えないが、政府の観光支援事業「Go Toキャンペーン」を起爆剤に日本人客を呼び込みたい考え。

 ウェスティン都ホテル京都(京都市)は改装を進めていた数寄屋風別館「佳水園」を開業した。全12室のぜいたくな造りで、別館専属のおかみが食事の手配や観光案内に対応。敷地内から出た天然温泉を各部屋に引き込み、自室の風呂で楽しめるようにした。宿泊料金は朝食が付いて2人利用で1室20万円から。別に税金やサービス料などがかかる。ホテルの担当者は「当面は関西や中国、四国地方など比較的近距離の客を取り込みたい」とインバウンド需要が見込めない中、国内客の掘り起こしに力を入れる方針だ。

 ロイヤルホテルは京都駅近くに宿泊主体のホテル「リーガグラン京都」を開業した。感染対策として客室のテレビで、レストランや大浴場の混雑状況を確認できるようにした。入り口などにはびょうぶや清水焼を配置し京都らしさを演出。30~40代の女性客を取り込みたい狙いがある。

 大阪市の繁華街・難波にも米ホテル大手マリオット・インターナショナル系の「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」が開業した。地上14階建てに計300室が入る。内装を簡素にし、フィットネス施設を併設した。広報担当者は「観光客だけでなくビジネス客も積極的に取り込んでいきたい」と誘客に意欲を見せた。

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