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瀬戸内海汽船「シーパセオ2」就航 広島~呉~松山結ぶ

 広島市と広島県呉市、松山市をつなぐ瀬戸内海汽船(広島市南区)の新造フェリー「シーパセオ2」が就航した。昨年8月に就航し、グッドデザイン賞などを受賞した「シーパセオ」の姉妹船。

 シーパセオ2は全長61メートル、総トン数980トン。定員300人、乗用車の車両積載台数35台とシーパセオと同規模。シーパセオの乗船客の意見を基に、座席にテーブルを設置するなど使い勝手を良くしたという。屋上デッキは瀬戸内海の潮風を感じながら船旅が楽しめる「しお風のガゼボ」を設置しており、船内はバリアフリーに対応してエレベーターもある。

 同社の仁田(にった)一郎社長は「シーパセオの就航以来、対前年比1割増で推移して『ぜひ乗りたい』と指名する乗船客もいた。しかし、3月からは新型コロナウイルスの影響で乗船客は激減したが、運航を続けることは公共交通機関の使命。この船は開放的な空間が特徴で、密ではない」とアピールしていた。

 広島と松山を結ぶ航路は、石崎汽船(松山市)とともに全4隻がリニューアルされた。

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