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新型ミラーレス、相次ぎ投入 高精細で動画強化 各社てこ入れ

 ソニーやキヤノン、ニコンは高精細の撮影が可能な「フルサイズ」と呼ばれる大型の画像センサーを搭載した新型ミラーレス一眼カメラを相次ぎ投入する。スマートフォンの普及でデジタルカメラ市場は縮小しているが、一眼レフより小さく扱いやすいミラーレスの需要は底堅く、品ぞろえを拡充する。各社とも動画機能を強化している。

 ミラーレスでシェア首位のソニーは10月9日に「α7S III」を発売する。センサーを刷新し暗い場所でもきれいに撮れる。ソニーのデジカメで初めて4K動画撮影にも対応する。市場推定価格は41万円前後となる。

 キヤノンが7月30日に発売した「EOS R5」はミラーレスとして世界で初めて8K動画を撮影できる。最高水準の手ぶれ補正機能を内蔵し、1秒間に20コマの高速連写も可能にした。参考価格は46万円程度。機能を絞って30万円程度とした「EOS R6」を8月下旬に発売する。

 ニコンの「Z5」は焦点距離24~50ミリのレンズ付きで、870グラムと軽量ながら、ざらつきを抑え被写体の細部まで再現できる。4K動画も撮れる。推奨価格をレンズ付きで20万円程度に抑え、8月下旬に発売する。

 カメラ映像機器工業会によると、デジカメの世界出荷台数は2010年にピークの1億2146万台を記録した後、19年には1521万台と大幅に減少した。ミラーレスは統計を取り始めた12年に395万台出荷し、19年も395万台を維持している。新型コロナウイルス感染拡大で、20年の市場は冷え込む見込みで、各社は新機種でてこ入れする。

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