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昭和電工12月期、赤字900億円見通し 買収やコロナ影響

 昭和電工は12日、令和2年12月期の連結最終損益が900億円の赤字(前期は730億円の黒字)になるとの見通しを発表した。通期の赤字は平成21年以来。子会社化した日立化成の買収に伴う費用482億円を計上したほか、新型コロナウイルスの影響も盛り込んだ。

 昭和電工は今後3年間で2000億円を目標とした非中核事業の売却などコスト削減を進め、早期の黒字化を目指す。

 森川宏平社長は記者会見で、新型コロナなどで「大きな変化の中にいるが、当社にとって進化のチャンス」と強調し、日立化成との相乗効果で「世界トップレベルの機能性化学メーカーを目指す」と語った。

 令和2年6月中間連結最終損益は545億円の赤字(前年同期は658億円の黒字)となった。

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