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豊田通商、トヨタ本社工場で電力需給調整実験

 豊田通商は11日、トヨタ自動車の本社工場(愛知県豊田市)で、電動車の蓄電池を活用して電力需給を調整する実証実験を始めると発表した。

 夜間など価格が安い時にためた電力を生産ラインの稼働時に供給することなどで、工場内における電力需給の調整を図る。

 豊通が出資する米ベンチャー、ヌービーの制御システムを、トヨタのエネルギーマネジメントシステムに接続し、実際の工場などでの電力調整や周波数制御などで実用可能かを検証する。トヨタのプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」20台を使って充放電を一括で管理する。11月から12月に実験する予定だ。

 点在する太陽光発電の電力などをネットワークで接続し、蓄電池にためておくことで、あたかも一つの発電所のように機能させる「仮想発電所」を想定した実験。豊通としては、ヌービーの電動車に対応した制御システムの拡販を図る。

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