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「須崎勘八」一般家庭にアピール 高知の漁協、ブランド名公募で知名度向上

 高知県須崎市の野見湾は養殖カンパチの一大産地で、料亭などの飲食店を中心に高い評価を受けてきた。だが、新型コロナウイルス流行に伴う消費減で、約20万匹の出荷予定が白紙に。販路拡大の必要に迫られた地元漁協は、ブランド化を狙って名前を公募し「須崎勘八」と命名した。知名度向上で一般家庭の食卓にも浸透させたい考えだ。

 「日本一の品質だ」。全国有数の養殖カンパチの生産量を誇る高知県。その中でも特別と野見漁協の西山慶組合長(41)は胸を張る。餌に魚粉を混ぜる養殖法が主流の中、イワシやアジを与えるなど品質管理を徹底。年間40万匹以上のカンパチを、卸業者などを介して東京の料亭や旅館などに提供してきた。

 しかし、新型コロナの影響で、一時期は出荷数が例年の2割程度に激減し、約20万匹が一時出荷できなくなった。「プロの業者の目利きを重視し、一般消費者へのアピールをしていなかった」と西山さんは振り返る。

 何とか消費者に届けようと須崎市の特産品を扱う通販サイトで、5月下旬から販売を始めた。品質の高さから人気になり、開始1カ月余りで全国から約2万7000件の注文があった。

 同時に、販路を開拓するにはブランド化が必要だとして、会員制交流サイト(SNS)で名称を募集。2000件以上の応募から「シンプルで分かりやすい」という理由で「須崎勘八」が選ばれた。今後、ふるさと納税の返礼品としての活用も検討している。

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