テクノロジー

自粛の夏はVRでお墓参り コロナ禍で代行サービス

 お盆中も新型コロナウイルスの感染拡大で都道府県をまたぐ移動の自粛を呼びかける自治体が相次ぐなか、全国の石材店で組織する「全国優良石材店の会」(東京都品川区)は、VR(仮想現実)を使ったお墓参りの代行サービスを実施している。撮影された映像をVRゴーグルで見ることで自宅にいながらお墓参りを疑似体験でき、同会は「コロナや高齢などを理由にお墓参りに行きたくても行けない人たちの思いに少しでも応えられたら」と期待する。

 このサービスは全国優良石材店の会が受け付け、全国に約300社ある認定店のスタッフがお墓参りを代行。お墓の周辺を360度カメラで撮影すると同時に、お墓の点検や掃除を行い、線香を上げ、花などを供えて客に代わって手を合わせる。客は手持ちのスマートフォンと送付される撮影データ、VR動画用の紙製のゴーグルを使い、360度の映像を見ながら、お墓参りを体験した気持ちになれる。

 同会会長の吉田岳さんによると、コロナの流行拡大とともに「コロナで帰省できないが、お墓参りはどうすればいいか」との相談が寄せられた。そこで3月からお墓参りの代行サービスを開始したが、「本当は自分でお墓参りしたい」という人たちの思いに少しでも応えたいと、VRを使ったお墓参りの代行サービスを考えたという。

 吉田会長は「ご先祖様を供養するのは、日本人の精神文化の根源でもあり、お墓参りは残された家族の癒しにもなる。VRという最新技術を使っているが、お墓参りに行きたくても行けないお客様に代わって、お気持ちをしっかり伝えたい」と話している。

 VRお墓参りサービスの料金は2万7500円から。問い合わせや受付は全優石本部事務局(0120・141・996)。受付時間は土日祝日を除く平日午前10時~午後4時。

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