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大戸屋、赤字15億円に オイシックスと提携で再起

 定食チェーンの大戸屋ホールディングス(HD)が14日発表した令和2年4~6月期連結決算は、最終損益が15億円の赤字(前年同期は1億円の赤字)だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業や営業時間の短縮が響いた。今後は食品宅配を手掛けるオイシックス・ラ・大地との業務提携で冷凍食品の販路拡大や宅配事業強化を図り、業績立て直しを急ぐ。

 売上高は前年同期比48・1%減の31億円。米国など海外店舗も店内飲食の営業ができない期間が続き、売り上げが落ち込んだ。オイシックスとの業務提携も同時に発表した。冷凍総菜や食材と調味料を組み合わせた「ミールキット」などを共同開発し、定額制のサービスの導入を検討する。

 大戸屋HDは外食大手コロワイドから敵対的な株式公開買い付け(TOB)を受けている。提携により企業価値を向上させ、既存株主をつなぎ留めたいとの狙いもある。

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