話題・その他

米AIベンチャーのフラクタ、栗田工業と水処理の技術変革で協業

 米人工知能(AI)ベンチャーのフラクタ(カリフォルニア州)は20日、水処理分野での技術変革やAIやIoT(モノのインターネット)関連製品の開発で水処理国内最大手の栗田工業と協業すると発表した。この協業にあたり、フラクタは子会社のフラクタリープ(東京都新宿区)を設立した。

 フラクタはAIを使った水道管の劣化予測ソフトを開発している。栗田工業は水処理の高度な技術やノウハウを有する。両社の強みを結びつけて、水処理設備の運用の効率化につながる技術やサービスを提案する。両社は平成30年に資本業務提携している。

 フラクタは27年にカリフォルニア州シリコンバレーで設立。現在米27州の63の水道事業者にサービスを提供。日本でもオンライン管路診断ツールを提供している。同社のCEO(最高経営責任者)を務める加藤崇氏は、当時自らCFO(最高財務責任者)を務めたロボットベンチャーのシャフトを25年に米グーグルに売却している。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus