ブリヂストンは21日、農業機械や建設車両向けタイヤを製造する南アフリカのポートエリザベス工場を閉鎖する方向で協議を始めたと発表した。閉鎖時期は今年11月ごろを想定している。
業績に与える影響は軽微といい、従業員約250人については再就職支援を含め「影響が最小限にとどまるよう対話を継続する」としている。
同工場のタイヤの生産能力は1日約500本。乗り心地の良い「バイアスタイヤ」と呼ばれるタイヤを製造しているが、操縦安定性や耐摩耗性に優れる「ラジアルタイヤ」が世界的な主流になっており市場規模が縮小していた。