金融

SMBCが神戸にスタートアップ拠点開設 「ユニコーン」誕生に期待

 三井住友フィナンシャルグループは21日、創業間もない企業「スタートアップ」の支援拠点「hoops link kobe(フープス・リンク・コウベ)」を9月1日、三井住友銀行神戸本部ビル(神戸市中央区)に開設すると発表した。施設内には兵庫県の起業家支援施設も併設。資金調達から販路開拓、新規株式公開(IPO)まで見すえた支援を進める。

 同グループのスタートアップ支援拠点「フープス・リンク」の開設は、平成29年の東京に続いて2カ所目。兵庫県の「起業プラザひょうご」が移転されるほか、秋にはSDGs(持続可能な開発目標)解決を目指す国連の起業家支援施設も併設される。

 銀行内で運営することで、スタートアップが創業後の資金調達や販路開拓などを相談しやすい環境をつくる。メガバンクのネットワークを活用し、スタートアップの海外展開にもつなげたい考えだ。

 同日あった開設記念式典で同行の高島誠頭取は「産官学で連携し、スタートアップ支援を進めたい」と強調。神戸商工会議所の家次恒会頭は「(企業価値10億ドル以上の)ユニコーン企業が生まれることを期待したい」と述べた。

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