メーカー

三菱自動車の益子前会長が死去

 三菱自動車の益子修(ますこ・おさむ)前会長が8月27日、心不全のため死去した。71歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。故人の遺志で会社主催の「お別れの会」は開かれない予定。8月7日に健康上の理由で会長職と取締役を退任し、特別顧問となったばかりだった。

 三菱商事出身で、平成17年1月に三菱自の社長に就任。26年に会長兼最高経営責任者(CEO)に就くなど約15年半にわたり、経営トップとして同社のかじ取り役を担った。

 リコール(回収・無償修理)隠し問題で悪化した業績立て直しに尽力。世界初の量産電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の開発などを主導し、海外主力拠点となった東南アジアでの販売拡大にも注力した。燃費不正問題発覚後は、日産自動車とフランス大手ルノーとの3社連合で中心的な役割を担った。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus