JR東日本高崎支社は、漫画やテレビアニメで人気の「鬼滅の刃」とのコラボ企画を、10月9日から年内いっぱい展開する。10月16日に公開予定の映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」とタイアップ、映画作品の世界観をSLの車内で楽しめるという。
同社によると、企画ではオリジナルヘッドマークや車内装飾を施した無限列車仕様の「SLぐんま よこかわ」(高崎-横川)を土日を中心に運行。作品のキャラクターによる車内アナウンスも実施する。
このほか、車内販売員や車掌、機関助手など乗務員姿のキャラクターを描いた限定描き下ろしイラストやオリジナルグッズも販売。高崎駅と横川駅では、描き下ろしイラストのフォトスポットも設置し、横川駅周辺ではキャラクターをイメージしたオリジナル釜めしも登場する。碓氷峠鉄道文化むらでもイベントを開催する予定だ。
無限列車仕様の運行は10月、11月で22本。SLなどの乗車とオリジナルグッズなどがセットになったコラボプランを販売。10月と11月分はJTBが6日まで申し込みを受け付け、殺到した場合は抽選。12月分については10月中旬から下旬にかけ募集する予定。
乗車の際は3密回避やマスク着用を呼びかけ、当日の検温で37・5度以上の発熱があった場合は参加中止とする。換気のため窓を開けての走行も行う。
イベントの詳細は特設サイト(https://slgunma-kimetsu.com/)へ
■鬼滅の刃
平成28年から今年にかけ週刊少年ジャンプ(集英社)に連載された人気漫画。作者は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏。大正時代を舞台に鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う主人公を描き、アニメ化もされた。単行本21巻の累計発行部数は約8千万部。