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コロワイド対大戸屋HD 8日にTOB期限 個人株主の動き不透明 成立は予断許さず (2/2ページ)

 大戸屋HDが8月に公表した令和2年4~6月期連結決算は以前からの業績不振が新型コロナウイルス感染拡大の影響で加速し、自己資本が3カ月で半減する状況に陥った。コロワイドは「追加の減損の発生可能性も考えられ、財政状態に非常に憂慮している」としてTOB成立を急ぐ。

 一方、大戸屋HD経営陣は個人株主に対してTOBに応募しないよう手紙や電話で呼びかけ、TOB延長後の8月28日には再度の反対表明を取締役会で決議した。6月の定時株主総会でも個人株主の意見が割れたことなどを踏まえると、TOBの成否は依然不透明だ。(日野稚子)

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