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森ビルが「街育」初の在宅授業 親子で震災対策、チャット盛況

 森ビルは13日、9月の防災月間に合わせ、親子向け体験学習プログラム「ヒルズ街育プロジェクト」を開催した。新型コロナウイルス禍で従来のリアル体験が難しい中、初めてオンライン授業を実施。41組82人の親子が震災対策を学んだ。

 「暮らしに生かそう」「全く備蓄品がない」-。「震災対策を学ぼう!安全と安心のヒミツ探検ツアー」に参加した子供たちが授業終了と同時にチャットで感想を送ってきた。

 オリジナルの模型を使った街づくりレクチャーの後、ワークショップでは初のオンライン開催とあって、事前に自宅に送った実験教材「紙ぶるる」と「ヒミツの備蓄キット」を活用。社員の解説を聞きながら、安全・安心な建物の秘密について、クイズと教材を組み立てた建物を実際に揺らしながら理解を深めた。

 日々の備えも、六本木ヒルズ(東京都港区)の備蓄倉庫を撮影した動画を見ながら備蓄品の種類と使い方を学習。備蓄キットに入っていたアルミブランケットを羽織って暖かさを実感。ある子供は「あんなに薄いのに保温性があって驚いた」とコメント。また備蓄倉庫には10万食分の食料を保管していることをクイズで知ると「すごい」「wow」などの驚きの声が即座にチャットで届いた。

 同プロジェクトの田部麗チームリーダーは「オンラインならではの双方向コミュニケーションを積極的に取り入れた。今回は静岡県の親子も参加、首都圏以外に住まいの皆さんとも学べて意義深く感じた」と話した。

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