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JR宇都宮駅東口の再開発 コロナで高級ホテル整備大幅遅れ

 宇都宮市が進めているJR宇都宮駅東口地区整備事業の目玉となる高級ホテルの整備が予定より大幅に遅れている。当初進出予定だったタイの高級ホテル「デュシタニ」が、新型コロナウイルスの世界的流行の影響で資金調達の見通しが立たなくなり、計画見直しとなったからだ。市駅東口整備室はデュシタニを含む4つのホテルブランドから年内にも絞り込むことにしているが、ホテルの開業時期も予定していた令和4年夏から5年以降にずれ込むことが確定的だ。

 整備事業は、野村不動産を代表とする企業グループ「うつのみやシンフォニー」が同駅東側の約2・6ヘクタールに展開。複合施設棟や分譲マンション、病院などが整備される。広場には4年3月開業予定の次世代型路面電車(LRT)の停留場が直結するなど、令和の宇都宮を担う一大事業になっている。

 ただ、今年に入ってからのコロナ禍で、計画には暗雲が立ちこめている。4月には、都市型の商業施設やオフィスが入る複合施設棟、高度専門病院、分譲マンションが着工。予定通り本格的に建設をスタートさせた矢先の6月、世界的な旅行需要減退の影響で、複合施設棟に入る予定だったデュシタニの整備に関して資金調達の見通しが立たなくなり、計画見直しを余儀なくされた。

 その後、9月までにはホテルブランドなどを確定させようと関係者で協議を続けてきたが、コロナ禍が続く状況で話はまとまらなかった。

 市駅東口整備室によると、現在、候補となっているのはデュシタニを含む4つのホテルブランド。資金調達や建設を担う事業者2社と調整中で、12月中にはホテルブランドも絞り込む予定だ。

 想定外の逆風の中、市駅東口整備室では「ハイグレードなホテルの進出を期待している。市民の期待に応えたい」としている。(松沢真美)

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