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先端技術拠点と伝統文化が融合 羽田にイノベーションシティ開設

 日本の先端技術の研究開発拠点や伝統文化の紹介施設などからなる総合施設「羽田イノベーションシティ」が、羽田空港近くで本格稼働した。デンソーの自動運転車研究施設といった開発拠点や会議研修センターなどが設けられ、一般の利用者もこうした技術を体験できる。開業初日の18日にはさまざまな機種のロボットがお披露目され、自動運転専用バスの定期運行も国内で初めてスタートした。

 施設内では、自動掃除ロボットや、離れた場所にいる人間の代わりに見たり聞いたりできるアバター(分身)ロボットなどが披露された。ソフトバンク系のボードリーなどは施設内約700メートルの区間で、ハンドルなどがない自動運転専用車両による定期運行を開始した。今後、施設内運行を通じて羽田空港までの自動運転を実現するための課題も探る考えだ。

 一方で、もう一つのテーマの伝統文化の紹介のためのイベントも開かれる。浮世絵師の歌川国芳や東洲斎写楽の作品が描かれた巨大なちょうちんが展示されるなど浮世絵文化を紹介する。

 羽田イノベーションシティは、鹿島など9社が出資した羽田みらい開発が東京都大田区の土地を再開発した施設で、再来年に開業するエリアの完成後にフルオープンとなる。鹿島の加藤篤史事業部長は「空港から訪れた人や会議に参加する人、研究開発を進める人などさまざまな人が入り交じって新たなイノベーションが生まれることに期待したい」と話した。

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