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アビガン、データ収集完了 有効性確認なら承認申請へ

 富士フイルムホールディングス(HD)は21日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンの臨床試験(治験)について、必要なデータ収集が今月中旬に完了したことを明らかにした。データを解析中で、有効性や安全性が確認できれば承認申請する。承認されれば国内3例目となる。

 アビガンを開発した富士フイルム富山化学は96人の参加を目標に3月末から6月末まで治験を実施する予定だったが、感染者が急減したため計画が遅れていた。治験を受け入れる病院や地域を増やすなど、早期承認に向けて作業を急いでいた。

 アビガンは「観察研究」という枠組みで投与されてきたが、承認されれば多くの医療機関で使用できる可能性がある。アビガンはインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があり、新型コロナに対しても同様の効果が期待されている。

 安倍晋三前首相は当初5月中の承認を目指していたが、有効性が確認できていないことなどから見送られた経緯がある。

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