現場の風

住友生命保険 最終契約までオンラインで完結へ

 □住友生命保険執行役常務・高田幸徳さんに聞く

 --新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、保険の対面営業は今後どうなっていくか

 「保険営業の在り方は従前からの課題だ。対面でのコンサルティングを前提にしながらも、新しい生活様式に対応し、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取ったり、デジタル化を進める取り組みを加速させたい」

 --非対面のコンサルティングはどのように行うのか

 「より多くの人になじみのあるコミュニケーションツールを活用していく。9月下旬から、無料通信アプリ『LINE(ライン)』のビジネス版やビデオ会議アプリ『Zoom(ズーム)』の全国展開を始めた。また、年度内をめどに最終契約までオンラインで完結できる体制を整えたい」

 --健康診断の結果や健康増進の取り組みによって保険料が変動する保険商品「バイタリティ」の発売から7月で2年が経過した

 「加入者数は現在約50万人。10年で500万人を目指す当初の目標と比べ、ペースはゆっくりだ。認知度を高めるため、特典を利用できる提携先を15社まで拡大させてきた。11月にイオンの一部店舗で対象となる野菜や果物を割安で購入できるようになるサービスを始める。年明けには、人間ドックや健康診断を割引料金で利用できるようになる。今後も家族や仲間で楽しめるサービスの拡充を検討している」

 --保険商品・サービスの在り方

 「保険は保険金を受け取るときにならないとその価値を実感できない。バイタリティは健康的な生活を送っていただくことで、価値を感じてもらう商品だ。この価値を広く伝えるため、2021年度から、保険と切り離して健康増進プログラム単独での提供を始める計画だ。健康経営に熱心な企業や自治体に売り込みたい」

【プロフィル】高田幸徳

 たかだ・ゆきのり 京大経卒。1988年住友生命保険入社。企画部長など経て、2018年10月から現職。大阪府池田市出身。

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