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NTT、ドコモを完全子会社化へ 4兆円超のTOB実施

 NTTが上場子会社のNTTドコモを完全子会社化する方向で検討に入っていることが28日、分かった。NTTはドコモ株の66・2%を保有しており、残り約34%をTOB(株式公開買い付け)で取得する。投資額は4兆円超になるとみられ、国内企業に対するTOBとして過去最大になる見通しだ。

 NTTはドコモを完全子会社化することで、第5世代(5G)移動通信システムやモノのインターネット(IoT)など、先端技術にグループ全体として投資する。菅義偉首相が打ち出している携帯電話料金の値下げについても、前向きに対応する。

 通信業界が大変革期を迎える中、NTTにとってドコモの完全子会社化は経営判断の迅速化につながるメリットもある。NTTコミュニケーションズなど他のグループ会社との連携を深めることで、経営効率を高めることも期待される。

 NTTは6月にはNECとの資本業務提携を発表している。NECに約644億円を出資することで、5G分野などの技術開発を強化することなどを目指し、海外勢が優勢な5G分野で競争力の高い製品を開発するとしていた。

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