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若年層のタピオカ離れ加速 輸入急減、新型コロナで閉店も

 若者を中心に人気を集めていたタピオカの輸入量が今年に入って急減している。かつてはタピオカドリンク専門店の開業が相次いでいたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や訪日外国人の減少で店じまいをする店が続出。ブームの終わりを指摘する声も出ている。

 大阪税関によると、全国のタピオカ輸入量は2018年ごろから増え、19年8月には約2600トンまで急増した。ただその後は減少し、20年8月には約270トンまで落ち込んでいる。

 若者の町として知られる大阪市の繁華街・ミナミ。昨年の夏から秋にかけては訪日外国人も多数訪れ、街中に多数あったタピオカ専門店は長蛇の列ができていた。しかし今は昨年の光景は見られず閉店や撤退を決めた店も出ている。今も営業を続ける店舗の20代女性店員は「ピークだったときは週末だと1日に1000杯ぐらい売れていたが、今は3分の1にも満たない」と漏らす。

 信用調査会社の東京商工リサーチによると、新型コロナの影響で飲食店の倒産が全国的に増える中、タピオカ専門店の休業や閉鎖も目立つ。

 関西支社の新田善彦氏は「調理設備などの初期投資がそれほど必要ではないため、もうからないと判断したらすぐに見切って撤退する業者が多いようだ」と分析する。

 流行の変化に敏感な若者層が主要ターゲットであることも、タピオカ離れを加速させているようだ。奈良市の20代の女性会社員は「以前はよくタピオカドリンクを飲んでいたが、もう飽きた。今はほうじ茶ラテにはまっている」とさばさばと話した。

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