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コロナ禍でレトルト製造機に脚光 パナ、外食敬遠で問い合わせ5割増

 パナソニックの業務用レトルト食品製造機「達人釜」が、新型コロナウイルス流行のあおりで脚光を浴びている。外食が敬遠されたのに伴い、飲食店が持ち帰りやインターネット通販に乗り出しているためだ。購入をめぐる問い合わせ件数は2020年4~9月、前年同期比5割増えた。

 達人釜は洗濯機のような見た目で幅60センチ、奥行き56センチ、高さ97.9センチ。03年に発売した。別売りの真空包装機で袋詰めした食材を加圧、高温調理して殺菌し、常温で保存できるようにする。200グラム入りの場合は60~75袋を約60~90分で製造できる。

 パナソニックは販売個数を公表していないが、従来の年間約100~200台のペースに比べて勢いがあるとしている。

 達人釜は煮たり蒸したりする料理と相性が良く、カレーやスープなどをレトルト化するのに適している。パナソニックは好機を逃すまいとダイレクトメールでの販促を強化した。

 ただ1台約350万円と、売り上げ減に苦しむ飲食店にとっては相当な負担だ。

 パナソニックの広報担当者は「冷蔵品や冷凍品と比べ、輸送や保存に要する費用が安く済む」と利点をアピールしていた。

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