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三菱重工、米飛行試験拠点の閉鎖検討 スペースジェット「商業化」遠のく

 国産初のジェット旅客機スペースジェットの事業凍結を決めた三菱重工業が、米国の飛行試験拠点の閉鎖を検討していることが、分かった。飛行試験を当面見合わせるため、コストの削減を図る。試験拠点を失うことで、スペースジェットの商業化はますます遠のくことになりそうだ。

 閉鎖を検討しているのは米ワシントン州にあるモーゼスレイク・フライトテスト・センター。2016年から主力の飛行試験拠点として活用していた。カナダなど他の海外拠点は既に閉鎖を決めており、今回の拠点閉鎖が決定すればスペースジェットに関連した海外拠点をすべて閉めることになる。

 三菱重工は先月30日、開発遅れや新型コロナウイルス流行による航空機需要消滅を背景に、スペースジェット事業の凍結を発表。人員や開発費を大幅に削減する方針を示していた。需要が戻らなければ撤退する可能性もある。

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