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JR東、来秋実施「将来は無人」 新幹線で初 自動運転試験 

 JR東日本の深沢祐二社長は10日の定例記者会見で、北陸新幹線や上越新幹線で使われているE7系車両による自動運転の試験を来年10~11月ごろに複数回実施すると発表した。新幹線での自動運転の試験は、営業用車両では初めて。深沢社長は「将来は新幹線を無人で運転することが目標だ」と述べ、実現に必要な技術の蓄積と検証を目指す考えを明らかにした。

 JR東によると、E7系1編成12両を使用。上越新幹線の新潟駅から新潟新幹線車両センターの間の約5キロを試験走行する。自動列車運転装置(ATO)を取り付け、仮設の指令室から遠隔で発車や停車をさせるほか、事前に設定したプログラム通りに加減速するかどうかを確かめる。運転士は乗るが、緊急時以外は列車を運転しない。実用化の目標時期は決まっていない。

 敷地内などの限られた場所で第5世代(5G)移動通信システムを展開する「ローカル5G」の性能テストも併せて実施する予定。列車に搭載したカメラから高画質な映像を送信する試験で、将来の鉄道運行に役立てる可能性を探る。自動運転の試験には2億円、ローカル5Gの試験には8000万円の費用がかかる見込み。

 鉄道の自動運転をめぐっては、ヒューマンエラーを抑制して安全運行につなげることや労働力不足への対応を見据え、JR東が東京・山手線や、次世代新幹線の開発に向けた新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」で試験を実施。他のJR各社も技術開発を進めている。

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