密回避に週休3日制
一方、東芝は社員の密集を避けるため、7月から府中事業所(東京都府中市)など国内5工場で週休3日制を試験的に順次導入している。これまで社員は週5日出勤し、1日当たり8時間働いていた。勤務時間を2時間増やすことで、平日に1日休みを設けて週休3日制にしている。
東芝は他工場にも広げて、本格的な導入を検討しているが、「保育園のお迎えや親の介護ができないという課題も見えてきた」(広報)という。緊急事態宣言の発令時と比べ、制限が緩和されていることもあって、本格導入に踏み切るか決めかねている状況だ。
コロナ対策として、製造業の現場ではさまざまな取り組みが行われているが、緊急事態宣言解除後に、工場を通常通りの稼働に戻した企業も少なくない。ただ、工場のリモート化は働き方改革やデジタル化の推進にもつながる。今後、コロナ対策にとどまらず、生産性向上のために導入が広がる可能性もありそうだ。 (黄金崎元)