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日本国際工作機械見本市、初のオンラインで開幕 省力化需要狙い新製品続々

 隔年秋に開催される世界最大級のモノづくりの技術に関する展示会「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」が史上初のオンライン形式で16日に開幕した。27日まで開催され、国内外の工作機械メーカーや部品メーカーなど393社が出展する。新型コロナウイルスの感染拡大で国内外の製造業は設備投資に慎重な姿勢が続くが、工作機械各社とも自動化・省力化へのニーズは高いとして、新製品を相次ぎ投入する。

 牧野フライス製作所はレーザー加工機の分野に参入。第1弾製品「ルミナイザー-LB300」「同500」を出展した。水と空気との境界面で起こる光の全反射減少を利用してレーザービームを被加工材料に照射する。既存の機械加工では難しかった炭化ケイ素や窒化ガリウム、ダイヤモンド焼結体といった脆性材も容易に加工できるという。

 ヤマザキマザック(愛知県大口町)の横型マシニングセンター(MC、切削機械)「HCN-6800NEO」は、熱変異制御機能を搭載。人工知能(AI)が計測結果を学習し、加工ごとに補正量を最適化することで、加工精度を高い水準で安定させられる。また自動工具交換装置の構造を一新し、従来よりも長い工具も搭載できる。

 DMG森精機は加工中に発生する切りくずをAIによって自動で除去する機構「AIチップリムーバル」を開発した。AIが切りくずの堆積状況を分析。状況に合わせて、最適な量の洗浄液を流し、機内全体の切りくずを自動で取り除く。製造現場で自動化が進む一方、加工中に発生する切りくずが原因で機械停止になることが多い。この機構を横型MCに搭載すれば、機械停止の頻度を減らせ、生産能力の向上につながるという。

 ソディックは来年2月に受注を始める超高速細穴放電加工機「K4HL」を出展。ドリルでは難しい細くて深い穴を高速に高精度で加工する。航空機部品の加工を念頭に置き、切削が難しいチタン合金やニッケル合金などの難削材にも対応した。

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