ハザードマップ

リデア/Panino Giusto Japan パニーニ店、客定着せずコロナで打撃

 ▼リデア リデアは11月17日、東京地裁に民事再生法の適用を申請するとともに、アパレル大手ワールドのグループ会社と日本政策投資銀行が共同出資して設立した投資ファンドのW&Dインベストメントデザイン(東京都港区)、八木通商(大阪市中央区)の2社とスポンサー契約を締結した。両社が新設する新会社に裁判所の許可を条件に事業を譲渡する予定。

 リデアはイタリアブランドを中心としたセレクトショップ「STRASBURGO(ストラスブルゴ)」やブランドショップ「KITON(キートン)」、「CRUCIANI(クルチアーニ)」を運営し、雑貨の卸売りも手掛けていた。

 直営店舗での販売を主体に大手アパレル向けの卸売りも展開。後発ながら一定の地盤を固め、2019年1月期は売上高約81億1700万円を上げていた。

 しかし、積極的な出店や海外子会社への投資負担、過剰仕入れなどから利益が後退。20年1月には創業者の前代表取締役が急逝し、今年に入ってから新型コロナウイルスの感染拡大の影響で店舗を休業したことで急激に経営が悪化し、今回の措置となった。

 ▼Panino Giusto Japan Panino Giusto Japanは11月11日、東京地裁から破産開始決定を受けた。ミラノに拠点を置くパニーニ(イタリア発祥のサンドイッチ)専門店「Panino Giusto(パニーノ・ジュスト)」の日本法人として、日本国内でイタリアンレストランを運営していた。1号店の西武池袋店を皮切りに、横浜そごう、丸の内オアゾなどの商業施設に次々に出店。女性や若年層を中心に支持を伸ばし2018年12月期は売上高約1億8000万円を計上していた。

 近年はケータリングやデリバリーサービスなどの新規事業を立ち上げたが、新型コロナウイルスの影響による外出自粛要請で今春以降、一部店舗を休業するなど経営が悪化していた。

【会社概要】リデア

 ▽本社=東京都港区

 ▽設立=1990年6月

 ▽資本金=1000万円

 ▽負債額=約46億円

【会社概要】Panino Giusto Japan

 ▽本社=東京都千代田区

 ▽設立=2015年12月

 ▽資本金=1000万円

 ▽負債額=精査中

 〈チェックポイント〉

 リデアは高級セレクトショップとして数多くの海外ブランドを扱っていたが、新型コロナウイルスの影響で売り上げがダウンした。再生支援に名乗りをあげたのは政府系金融機関もバックアップするアパレル専門の投資ファンド。コロナで疲弊するアパレル業界を救う新機軸となれるか、再生の行方に注目が集まる。

 Panino Giusto Japanは採算を維持できなかったところに新型コロナが直撃した。本場のパニーニが味わえる店として当初は話題を集めたが、想定していた客足が見込めず定着は難しかった。休業で売り上げが立たず事業継続を断念。新型コロナが不振の外食業者の経営をさらに難しくさせるケースが目立っている。(東京商工リサーチ常務情報本部長 友田信男)

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