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ドコモきょう3日新料金発表 NTT社長「携帯電話の競争も広がった方がよい」

 NTTの澤田純社長は2日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、携帯電話料金について「国内の産業が国際競争力を持つにはインフラコストを下げなければならない。携帯電話の競争も広がった方がよい」と述べ、NTTドコモの値下げを進める考えを示した。

 ドコモは3日に新しい料金体系を発表する。主力ブランドを含めた値下げを実施する方針。使ったデータ量に対して課金する仕組みを検討している。ドコモはこれまで持たなかったサブブランドも新設し、20ギガバイトを3000円前後で提供する。澤田氏は「料金値下げによって顧客が増えると、コストは下がる。グループとしての利益は見込める」と述べた。

 KDDI(au)とソフトバンクが自社の主力ブランドへの乗り換えにのみ設けている優遇策に対し、澤田氏は「顧客にとって一方だけの乗り換えコストを下げるのはいびつ。ちゃんと競争して選んでもらえるのが一番健全」と政府の批判に理解を示した。

 ドコモの完全子会社化については、「(固定通信と無線通信を一体運営している)他社と同じ組織陣容になる。子会社化で強くなるわけではなく、強くなるための入り口」と説明。「上場会社同士だと、少数株主の利益相反が生じる」と親子上場を解消させ、意思決定を迅速化させる狙いがあるという。

 ドコモの子会社化でNTTコミュニケーションズの固定通信網やグループ会社の開発力を活用し、第5世代(5G)移動通信システムでのサービスで海外展開を目指す。澤田氏は「情報通信業界として世界シェアを取っていく。電機メーカーとともに国際競争力をつけていく」と、国内産業の支援にもつながると強調した。ただ、ドコモとNTTコムの統合については「考えていない。連邦経営でそれぞれのよさを生かしていく」とした。

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