--これまでの6年間を自己採点するとしたら
津田「100点満点でいえば、1万点です」
--初代の教訓を生かしたということだが、初代の責任者だった川口淳一郎シニアフェローには、どう報告するか
津田「小惑星への着地に成功したときには、初代の宿題の借りを返したぞと思ったが、大気圏再突入は初代がさまざまなトラブルを抱えながら見事に成功させてしまったので、私にとっては大きなプレッシャーだった。けれど初代と同様に成功できたので、こちらも借りを返し、なんとか前に進めましたと報告したい」
--帰還カプセルの中に試料は入っているか。揺らして確かめてはいないのか
津田「(日本で)管制している側では全く分からないから、現地の回収班に聞いてみようよと冗談で話していた。だが、本当に振ったら(試料が壊れて)まずいので彼らもやっていないと思う。ただ、運んで揺れたときに、何か感じた人はいるかもしれない」
--チームを運営する上で心がけたことは
津田「探査機はすごく操作が難しいもので、誰一人として全てを理解しているわけではない。そんなメンバーで難しい計画を進めるときには、コミュニケーションを重視して相手のことを考えながら、安心してベストを尽くせる雰囲気が必要だ。リーダーがああしろこうしろではなく、自発的に提案が湧いてくるようなチームワークを心がけたことで、うまくいったのではないかと思っている」