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群馬県・群馬大・関越交通が自動運転で実証実験 渋川で2月に

 群馬県は群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターなどと組み、2月から渋川市の中心街で自動運転機器を後付けで装着した路線バスを公道で実際に走らせる実証実験に乗り出す。交通量が多い市街地で自動運転の精度など技術面を中心に検証を行い、将来的な普及につなげる。

 県によると、実証実験は、関越交通(同市)の路線バスを利用し、2月22日~3月5日、同市の渋川駅前を起点とする循環ルート(約3・2キロ、約20分)で実施する。

 既存の路線バス1台に、GPS(衛星利用測位システム)受信機や信号検出用カメラなど自動運転に必要な機器をキット化したものを搭載。臨時便として1日8便を運行させ、自動運転が円滑に作動するかなどをみながら、技術面での課題や完成度を点検する。

 自動運転レベルは「2」相当で、ブレーキやハンドルなど複数の操作が自動だが、運転手は乗車する。交通量が多く、交差点など環境が複雑な市街地で実験を行い、知見を積み重ねる考えだ。

 今後、後付けの機器を用いた車両の自動運転に実用化のめどがつけば、既存のバスを有効活用できるメリットがある。

 関越交通は、少子高齢化や人口減の影響で深刻な運転手不足に悩み、地域の足である路線バスの運行を止めないよう、貸し切りバスの受注を調整するなどして運転手確保に努めることもあるという。自動運転が普及すれば将来的な路線維持に役立つとみて、実証実験に協力することを決めた。

 一方、同市は乗客目線で自動運転バスを評価してもらうため、一般市民モニターと子供モニターを募集し、アンケートを行う。

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