話題・その他

国内製造業の海外事業拡大が過去最低に 国際協力銀行調査

 国際協力銀行(JBIC)は17日までに、海外で事業展開している国内製造業を対象にした2020年度のアンケート結果を発表した。海外事業を「強化・拡大する」と答えた企業は昨年度より12.1ポイント低い59.3%だった。1989年の統計調査開始以来の最低を更新した。

 JBICの担当者は「新型コロナウイルスの影響で国内外のサプライチェーンが寸断され、積極的な海外投資は手控えられた」と分析した。

 「現状維持」は11.2ポイント増の37.9%、「縮小・撤退する」は0.8ポイント増の2.8%だった。業種別では、生産工程が複雑な自動車や精密機械で「現状維持」と回答した割合が増えた。

 今後の有望な展開先を複数回答で尋ねると、コロナ禍で経済活動をいち早く再開させた中国(47.2%)が最多。2位がインド(45.8%)、3位がベトナム(36.8%)だった。インドはロックダウン(都市封鎖)が長期化し、景気後退が深刻なことから、昨年の首位から転落した。

 調査は国内の製造企業を対象に20年8~11月にかけて実施し、530社が回答した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus