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コロナ禍でMLBのマネーゲームも一時中断?! (1/2ページ)

 コロナ禍で停滞している米大リーグ(MLB)の移籍市場。2009年以来、ワールドシリーズ制覇から遠ざかっているヤンキースも補強はすれど、かつてのような“マネーゲーム”“札束攻撃”は見せていない。(産経新聞特別記者 清水満)

 追徴税の範囲内に

 15日(日本時間16日)昨季の首位打者のD・J・ラメヒュー(32)と6年総額9000万ドル(約93億4700万円)で合意、さらにレンジャーズからフリーエージェント(FA)したサイ・ヤング投手賞に2度(14、17年)輝いたC・クルーパー(34)と1100万ドルで単年契約と米メディアが報道した。また年俸調停選手(メジャー在籍3~5年)との調停を回避してA・ジャッジ(28)=1017万5000ドル=ら8選手と次々と契約したが、さほどのビッグマネーではない。

 さらに17日(同18日)レッズとの間でルイス・カスティーヨ投手(28)のトレード報道もあった。19年に15勝、昨季は4勝6敗ながら防御率3.21でローテーションを守ったが、年俸は格安の420万ドル。ヤ軍幹部は総年俸を追徴税(ぜいたく税)の対象となる「(2億1000万ドル以内の)範囲内に」という意向だ。“残り枠内予算”に関して米CBSスポーツ(電子版)は600万ドル、米データサイトのスポットラックは約485万ドルと試算したが、カスティーヨは“予算内”である。

 おかげで割りを食ったのがヤ軍からFAした田中将大投手(32)。希望額は米メディアによると1200万~1500万ドルとされる。目下のヤ軍予算枠とは大きくかけ離れている。地元紙のニュースデーは16日(同17日)、過去7年、78勝46敗、防御率3.74と安定した成績を残している田中だけに「右ひじに不安があるが、十分に先発を任せられる。ぜいたく税を払ってでも再契約すべきだ」の援護射撃の記事を掲載したが、現状を考えると、田中はヤ軍に見限られたようだ。

 もっとも今オフ、“最大の目玉”であるトレバー・バウワー投手(29)=レッズからFA=の移籍先さえ決まっていない。昨季サイヤング賞に輝き、レ軍からのクオリファイリングオファー(年俸上位125選手の平均年俸)1890万ドルを蹴ってFAした。市場価値は「通常なら4000万から4500万ドル。コロナの影響があっても3000万から3500万ドル」(ESPN電子版、昨年11月4日)とされているが、ウワサはあれど、いまだ具体的な話は伝わってこない。

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